外構リフォーム

外構リフォーム今回ご紹介するのは、玄関まわりのプライバシー確保と美観向上を目的とした外構リフォームの事例です。

お客様のお住まいは、玄関のすぐ横にリビングが隣接している間取りとなっており、以前から「玄関を開けたときにリビングの中が見えてしまう」というお悩みがありました。来客時や配達員の対応時など、ふとした瞬間に室内が目に入ってしまうことに抵抗を感じておられ、プライバシー性の高い玄関空間を望まれていました。

また、玄関の床面は長年の使用で汚れや劣化が目立ち、全体としての印象もやや古びた雰囲気に。今回のリフォームでは、機能性だけでなく「見た目の美しさ」も大切にしながら、トータルで玄関まわりをリフレッシュする計画を立てました。

■アプローチに乱形石を使用し、華やかで自然な風合いを演出

外構リフォームまず玄関ポーチの床材には、天然石をイメージした乱形の石張りを採用。大小さまざまな形の石を職人の手で丁寧に配置することで、唯一無二の表情を持つ美しいアプローチが完成しました。光の当たり具合や見る角度によって表情が変化し、昼間と夕方ではまた違った風合いが楽しめます。

乱形石は滑りにくく耐久性にも優れているため、機能性の面でも安心。素材そのものの高級感が、来訪者を出迎える「家の顔」としての玄関を、より印象的に引き立ててくれます。

■フレーム設置+ダウンライトで夜も魅せる玄関空間へ

外構リフォーム玄関の正面には、縦型のアルミフレームを設置。このフレームにはダウンライトを組み込み、夜間の玄関アプローチを優しく照らす照明演出を施しました。明るすぎず、しかし足元や玄関の表情をしっかりと見せる絶妙な光加減が、ご家族にもお客様にも大変好評です。

ライトアップによって、日中とは異なる趣を演出することで、夜でも安心感と高級感のある外観に。フレームは視線を遮る目隠しの役割も果たしつつ、空間を閉鎖的に見せない抜け感のある設計となっています。

■リビングの視線対策も万全

一番のご要望であった「玄関からリビングが見えてしまう問題」に関しては、フレームと植栽(またはデザインスクリーン)を組み合わせて視線をカット。外からの視線をコントロールしながら、風や光はしっかりと通す構造になっているため、リビングの開放感は損なわれず、プライバシー性は大きく向上しました。