
以前の外構には、庭木や植栽が多く取り入れられており、緑豊かな印象はあるものの、お手入れの手間が年々増していくというお悩みがありました。特に共働きのご家庭や高齢のご家族にとって、定期的な剪定や雑草対策は大きな負担。季節の変わり目には「管理が行き届かない」「雑草が目立ってしまう」といった声も聞かれていました。
そこで今回のリフォームでは、植栽スペースを最小限に抑えつつ、機能性・デザイン性の両面で優れた外構づくりを目指しました。まず、玄関アプローチと駐車場には、雑草の生えにくい舗装材を敷設。コンクリートとインターロッキングの組み合わせにより、スッキリと清潔感ある印象を保ちながら、日常の手入れがほとんど不要な仕様に仕上げました。
また、立地上の課題として「玄関が大通りに面しており、外からの視線が気になる」という点も重視しました。この問題を解決するために、玄関前には【LIXIL(リクシル)の「プラスG パネルファンクション」】を採用。縦格子状の目隠しパネルは、通行人からの視線を自然に遮りつつ、完全に閉ざさないデザインが特徴です。
このプラスG パネルファンクションは、格子の間隔やカラー、質感などが豊富に選べ、外観デザインと一体感のあるスタイリングを実現します。今回の施工では、建物外壁とのバランスを考え、木目調のダークブラウン系を採用。重厚感と落ち着きのある印象を演出しながら、圧迫感を感じさせない絶妙な空間をつくり出しています。
また、プラスGはモジュール設計がされているため、将来的に門柱や屋根、スクリーンなどを連結していくことも可能。ライフスタイルや家族構成の変化にも柔軟に対応できる「拡張性」も大きな魅力です。
このように、日々のメンテナンスの負担を軽減し、視線への配慮や快適性も兼ね備えた今回の外構リフォーム。美しさと機能性が共存する、新しい住まいの顔が完成しました。